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グキッと傷む背骨の痛みにサヨウナラ – – 歩行活性化アドバイザー 優しい出張カイロプラクティック・整体院 CHIROPRACTIC KEN 

自作ストレッチ器具での矯正効果を実証実験開始!
実証実験その一。
「過去に壊した自分の背骨・胸椎7番前後に残る関節異常は治るのか?」

・コリの来歴
このコリの歴史は、おそらく大学生のころに戻ります。
大講義室の硬い木でできた椅子の背もたれに背骨を押し付けてグーッと伸びをした時に、グキッと背中が・・・。
背もたれの薄い木の上辺で、背骨をヘシ折ったようなものでした。

以来、ゴルフボール・中山式・テトラポット型指圧器でほぐしていましたが、具合は一進一退。奥の方にあるコリがどうしても取れない感がずっとありました。

・実証実験で感じた最初の変化
効果は、1週間ごとに目に見えて現れました。

この時点で開発していた、一番強力にコリに圧力をかけれる方法で、徹底的に胸椎7番前後の左にあるゴリゴリのコリをほぐしていました。
自分の指や肘で強力に押したかった所、しかし背中だからできなかった所にようやくとどいた感がハンパなくありました。

まず最初の感触は、今まで届かなかった背骨の後方にある最深層の筋、回旋筋あたりまで圧力が届いた感でした。

その圧力で押すと、クルミが砕けるような、乾いた感じのゴリゴリした感触、大きさは小指の先くらいの部分が、背骨の棘突起のすぐ外側に感じられました。

この部分を数日、集中的にほぐしてみると、今までゴルフボールでほぐしてみても動かなかった所が動く感じ、さび付いた蝶番(ちょうつがい)が、ギシギシ・ゴリゴリ言いながら動く感じが出てきました。

まさに、ギシギシ動かすたびに言います。ハッキリ言って、大丈夫か?と思いましたね。
大丈夫な感じではあるのですが、経験したことの無い音が、体内の背骨の関節でギシギシ音を立ててるんですよ。
分析的には、癒着していた組織がはがれ、カルシウムの沈着などもあったかもしれない所が、砕かれて、すりつぶされて、正常な関節軟骨部分が動き出したが、まだ組織のなめらかさがない。再癒着しないようにストレッチして動かして、さらにブロックでほぐしておけば、数ヶ月もすれば、組織も入れ替わって、なめらかに動く良い組織に成長するだろう。と考えました。

結論から言うと、30日間くらいかけてギシギシ音は小さくなっていきました。

また、胸椎7番から上を左に側屈させると、ギシギシ言っている関節が、ゴッキン・ゴッキンとこれまた大きな音を立てていたのですが、それも、コキュ・・・、くらいな小さな音になってきました。
予想通りでホッとしました。胸椎7番前後の関節の動きは、徐々になめらかになり、音もキュッというような小さな音になりました。ここまで来るのに30日間。

その後は、またゴッキン・ゴッキン状態に戻るかどうか経過観察しましたが、60日目・90日目と節目ごとに考えてみると、戻ることもなく、かと言って、キュッという小さな音が、完全に消えることもなく、これで改善は終わった?とも90日目ぐらいには思っていました。

初期の90日間で感じたその他の変化と言えば、2時間くらい連続して車を運転したり、PCの前で集中して作業をしたりすると、胸椎7番前後にキリで刺されたような痛みがツーンと走り、肋骨の方にも広がり、30分ぐらいは痛みが治まらない、という背骨の欠陥がありましたが、それが出なくなりました。
正確に言うと、60日目ぐらいまでに一回くらいあった記憶がありますが、だんだん楽になっていく実感がありました。というのも、PCの前で猫背になって2時間もたてば限界だったのが、背中にコリが溜まっていく感触がまったく違ってきました。痛くなりそうだな・・・が無く、ただ疲れたな。に変わりました。

それから、ちょうど一年。背中をキリで刺すあの痛みは、出なくなりました。背骨が真直ぐになった感じですので、あの時は胸椎7番前後で部分的に側弯症になっていたのだと思います。

面白いのは、前かがみになった時にお腹にできる皺が、以前は左側だけ深い皺ができていたのが、今は左右均等にできることです。風呂上りに、鏡を見ていて、なんで左側だけなんだろう・・・?と思っていましたが、背骨の変化に伴い、左右均等に皺ができるようになったということは、前かがみをする時の、背骨の動きが変わった・左右均等に前後に動くようになったということだと考えています。

それと同時期に、首と肩のつけ根にも変化がありました。
まずは、胸椎3番前後が、朝、枕の上で首を動かすたびに、ゴッキン・ゴッキン言いだして、ここも曲がっていたか・・・。という感じでした。
胸椎が曲がっていれば連動してその上下も曲がるのは、理屈的には当たり前なのですが、自覚症状は胸椎7番前後だったので、やはり、自覚症状がない・予想していない場所が突然ゴッキン・ゴッキンと明らかに「変になった」となると、なんじゃこりゃあ!と、驚きました。ただ、このゴッキン・ゴッキンは、数日間でなめらかになってしまったようで、少しもの足りない感じも。
この部分は、昔私が椅子で伸びをして痛くなった胸椎7番とは違い、直接傷つけた場所ではなく、胸椎7番の歪みが引き起こした二次的な歪みと考えられるので、回復が早かったと考えています。

実証実験開始後の90日間を振り返るとこんな感じです。

それ以降、120日目(約4ヶ月後)・150日(約5ヶ月後)・・・と観察記録をまとめていきたいと思います。




最後に「はじめに」

2015年から当院オリジナル・ストレッチ器具の利用を始めました。

「木のやつ」。と呼ばれています。

肋骨や背骨を自分の体重で矯正できないかなぁ?
それができれば、もっと効率よく、コリをほぐせるんだけどなぁ。

と思い、カイロのブロック・テクニック用に自宅に転がっていた矯正器具を参考に、自作ストレッチ器具を作りました。

もともと、ゴルフボールやテニスボールなどの上に寝て、自重でほぐす方法はやってきたのですが、どれも60点くらいの満足感でした。表面の筋肉しかほぐせないんだよね~。という感じで。

2015年7月。側弯症を矯正する方法を紹介する「シュロス法」の本を読んでいた時に、肋骨の出っ張り部分に直方体のクッションをあてて寝転び、自分の体重で肋骨を押し戻す方法が紹介されていました。

クッションで上手くいっているなら、カイロのブロックでも上手くいくだろう、と試したところ、肋骨を介して背骨が良い感じにストレッチされるのを実感したので、しばらくカイロのブロックを使っていました。

そのうち、カイロのブロックが、大きすぎる・重い・角度が急すぎる・当てたいところに、あとちょっとで当たらない・・・などなど、不満が出てきましたので、これくらいの形なら自作してみよう。と2015年10月に設計を始め、加工道具を買い、いろいろ試作して今の形になりました。

もともと側弯症を治すためには?という発想で使い方を考えていましたが、側弯症に効果があるなら、ホンの少ししかズレていないレベルの背骨の矯正など、簡単に効果が出せるだろう。と、まずは自分の体で実証実験を始めました。