「皮膚温のセルフコントロールにイメージ喚起能力という認知的側面が与える影響を知るための実験を行った。」
私がやった実験では、呼吸法の方が良い結果でした。
心理学の実験でしたので、イメージならどうよ?という実験もしました。
事前に、イメージを鮮明に浮かべる能力が高い人と低い人を心理テストでグループ分けして、実験に参加していただきました。
イメージでも、皮膚の温度は変わりました。
たぶん、楽しい・癒やされる的なイメージを想像すると、生理学的にも呼吸が深くなって、ほーっとため息をつきたくなったり、表情筋の力が抜けて、ハーっとニコニコしてきたりするのだと思います。
イメージと言っても、純粋に「イメージ」だけではなく、脳の中で、香りや音や良い感情などがしまわれている部位にも連絡が行くのだと。
認知的といっても、認知単独で切り離すのは、コトバの上ならできますが、実在する脳のシステムの中ではムリ。イメージすれば、カラダも何か反応すると思います。
余談。
昨日、血圧高めの方に、バイオフィードバックの呼吸法で下がるかも。
いつも通りに血圧を測って、その後に呼吸法を5分やって、また血圧を測ってみる話をしました。
実験計画的には、呼吸法なしで5分後に再測定群と比較するなど工夫しないと、呼吸法が効いたか分からない、と言われてもしょうがないですが、まあ。そこは暇な時に。