ちなみに、「好きな曲→梅干し」の順番が
大切です。
「好きな曲を聴かせればいいのか〜」
と思って、
「梅干し→好きな曲」にすると、好きな曲で唾液が出るようにはなりません。
なぜか?
は、心をブラックボックスとして考える時は、考えません。
実験したら、そうなった。誰がどこの国でやっても、同じ結果になった。だから、正しい!のです。
しかし、なぜ?と、気になるヒトもいます。
ですから仮説的に、「たぶん、イヌにしてみれば、音がする→エサが来る→やった!早く食べたい!→唾液でる」でしょう?
そのうち、気がつく。「あ、アノ音がする時、いつもエサが来るな〜。」と。
すると、期待感が生まれて、「アノ音→唾液」になる。
しかし、アノ音がしても、エサが来ないことが多くなると「なんだ、来ないのか。ガッカリ」となって、唾液も出なくなる。
つまり、古典的条件付けが成り立つのは、イヌが、期待するようになるからだ!
と、ヒトは思うのですが、イヌに確認はできないので、ブラックボックスにしておこう!なのです。
ちなみに、イヌやネズミの実験では、音→エサ→唾液から、音→唾液にすぐなる個体もいれば、時間がかかる個体もいて、個体差があります。
これも、なんでたろう?と思うのですが、仮説をたてると、きっと「あ、アノ音、・・・そうか〜!エサか!」と、気がつくのが遅い子もいるんだろうな、と。
目ざとい子は、すぐに気づいて唾液。なかなか気づかない子は、ぼーっとして反応なし。
ですから、音→エサを何回やれば、条件付けられるかの回数は、だいたいでしかわからないのでした。