月別アーカイブ: 2017年5月

アイデア出しのテクニック – – 歩行活性化アドバイザー 優しい出張カイロプラクティック・整体院 CHIROPRACTIC KEN 

アイデア出しのテクニックとしては、KJ法やNM法というのがあり、3〜4人のグループでやると、かなり楽しい討論会になります。

私は大学で非常勤講師もしていますが、心理学の授業のなかで、「今学んた理論を、自分自身の経験と結びつけて具体的に説明する文章をつくる」ということを四回ほど半期にやります。

3〜4人のグループを数個つくりやり方を伝えてすぐ開始します。やったこともないことを、いきなりやれと言われるわけですが、すぐ慣れます。各グループそれぞれのキャラがだんだん爆発してきて、盛り上がります。

「何か」の部分を考える技法 – – 歩行活性化アドバイザー 優しい出張カイロプラクティック・整体院 CHIROPRACTIC KEN 

オペラント条件付けでは、自発的行動を増やす時には、強化子を使いました。

コンビニ来店回数アップ作戦なら、何かをあげる(正の強化)、なにかを差し引く(負の強化)が考える枠組みでした。

あとは、「何か」の部分を考えるのですが、普通に考えていても、ありきたりなアイデアが出尽くして、思考停止。どこかのお店でやっているようなアイデアばかり出てきます。

差別化戦略、ブルーオーシャン戦略をとりたいなら、まだ他店がやっていないアイデアがほしいです。

やっていないと言っても、「花火をあげる」「店内流しそうめん祭り」とか、とっぴな意見も出しつつ、今の時点で自分達の得意な事を見つけて、それを他店がやっていないレベルに磨きあげる・高めるアイデアをだしたいですよね。

自発的行動、イルカのジャンプ – – 歩行活性化アドバイザー 優しい出張カイロプラクティック・整体院 CHIROPRACTIC KEN 

自発的行動・・・、イルカのジャンプ。

調教師の方なら、ここでジャンプして、他ではジャンプしてほしくない、と思うはず。

しかし、自由なイルカは、好きなときに好きな所でジャンプします。

シーパラダイスのショーにするなら

輪をくぐる回数を増やす(強化)

それ以外のジャンプ回数を減らす(罰)

を、上手くやればショー完成!

と、思ってテレビの動物ショーを見ている自分が、最近疑問です。

行動回数アップ! – – 歩行活性化アドバイザー 優しい出張カイロプラクティック・整体院 CHIROPRACTIC KEN 

理論的には来店回数を増やすやり方が2通り、減らすやり方も2通りあります。

来店回数を増やすやり方(強化)は、
1 何かをお客様にあげる(正の強化)
例 一枚購入で、もう一枚あげる!
例 20個購入で、お皿プレゼント!

2 何かを取り除く(負の強化)
例 20円引き!(支払い義務を取り除く)
例 無愛想な店員をやめさせる(嫌いの除去)

来店回数を減らすやり方(罰)は、
1 罰をあたえる(正の罰)
例 ピーピー鳴る
例 カラーボールをぶつける

2 大切なモノを取りあげる(負の罰)
例 逮捕させて自由を取りあげる
例 無断駐車は一万円取りあげる

この4分類です。

自発的行動=コンビニに買い物にいく – – 歩行活性化アドバイザー 優しい出張カイロプラクティック・整体院 CHIROPRACTIC KEN 

オペラント条件付け。

オペラントとは自発的行動。

自発的行動とは、コンビニに買い物にいくなど。

条件付けとは、行動の回数を増やす、減らす、のどちらかに誘導すること。

回数を増やす要因を強化子、減らす要因を罰と言います。

さて、コンビニ店長になったとしたら、良いお客様には来店回数を増やしてほしいし、万引犯には来店回数を減らしてほしい。

三日ボウズにならないためには? – – 歩行活性化アドバイザー 優しい出張カイロプラクティック・整体院 CHIROPRACTIC KEN 

さて、古典的条件付け(レスポンデント条件付け)では、唾液分泌などの自立系反応をあつかいました。

オペラント条件付けでは、「自発的行動」、例えば「ジャンプする」、「コンビニに行く」など、「自発的に行動する」回数を増やしたり減らしたり「操作」します。

例えば、月に一回コンビニに行く人がいました。

この人を、毎日コンビニに行かせるように「自発的行動を操作」するのが、オペラント条件付けです。

不登校の子、つまり学校に行く回数が月に0回の子が、月に10回いく。回数が増えた!
そうなるように「何か」を仕掛けるのが、オペラント条件付けです。

コンビニ経営者の方なら、月に一回のご来店より、毎日のご来店の方が嬉しい。

どうやったら良いのか?

不登校の子が、学校に行きたいならどうする?

私の場合なら、背中をほぐす当院特製のストレッチ矯正器で、毎日の疲れをその日のうちに解消!してほしい。三日ボウズにならないためには?

具体例を考えながら、オペラント条件付けの理解を深めたいと思います。

目に見えるものは、納得しやすい。 – – 歩行活性化アドバイザー 優しい出張カイロプラクティック・整体院 CHIROPRACTIC KEN 

「バイオフィードバックは、基本的にヒトのココロの中身はブラックボックスあつかいです。
つまり、あつかわない。」

と書きました。

古典的条件付けでも、同じでした。

「脳にしてみれば、食べ物を消化吸収するために唾液だしてんねん!
食べ物来る思ったら、来ないやんけ!
と、たび重なる空振りに、ガッカリして・・・」

のように、考えるのは、仮説だ!ホントかウソかわからん!脳に聞けるのか?!そんなの非科学的だ!と、行動主義の先生達はのたまうのでした。

だから、目に見える「刺激(梅干しや好きな曲)」、目に見える「反応(唾液)」を調べることに徹しました。目に見えない「思考」は、調べても、信じない人いるでしょ。と。

心理学なのに、心を無視する学派もあるんだそうです。

行動が消える!?消去 – – 歩行活性化アドバイザー 優しい出張カイロプラクティック・整体院 CHIROPRACTIC KEN 

さて、「好きな曲→唾液」のように、もともと好きな曲で唾液は出ませんでしたが、出るようになりました。
これが、条件付けです。

でも、これは自然な反応ではないので、そのうち消えていきます。
つまり、好きな曲で、唾液が出なくなります。

脳にしてみれば、食べ物を消化吸収するために唾液だしてんねん!
食べ物来る思ったら、来ないやんけ!

と、たび重なる空振りに、ガッカリして、そのうち好きな曲では、唾液を出さなくなります。

唾液の中には、いろいろな酵素が入っていたり、歯を修復する成分が入っていたり、ただの水では無いので、無駄に出すのはもったいない。
節約節約・・・と、脳は考えるのでしょう。

消去されてしまったら、また「好きな曲→梅干し→唾液」をすれば条件付けできるはずです。

順番が大切 – – 歩行活性化アドバイザー 優しい出張カイロプラクティック・整体院 CHIROPRACTIC KEN 

ちなみに、「好きな曲→梅干し」の順番が
大切です。

「好きな曲を聴かせればいいのか〜」
と思って、

「梅干し→好きな曲」にすると、好きな曲で唾液が出るようにはなりません。

なぜか?

は、心をブラックボックスとして考える時は、考えません。

実験したら、そうなった。誰がどこの国でやっても、同じ結果になった。だから、正しい!のです。

しかし、なぜ?と、気になるヒトもいます。

ですから仮説的に、「たぶん、イヌにしてみれば、音がする→エサが来る→やった!早く食べたい!→唾液でる」でしょう?

そのうち、気がつく。「あ、アノ音がする時、いつもエサが来るな〜。」と。

すると、期待感が生まれて、「アノ音→唾液」になる。

しかし、アノ音がしても、エサが来ないことが多くなると「なんだ、来ないのか。ガッカリ」となって、唾液も出なくなる。

つまり、古典的条件付けが成り立つのは、イヌが、期待するようになるからだ!

と、ヒトは思うのですが、イヌに確認はできないので、ブラックボックスにしておこう!なのです。

ちなみに、イヌやネズミの実験では、音→エサ→唾液から、音→唾液にすぐなる個体もいれば、時間がかかる個体もいて、個体差があります。

これも、なんでたろう?と思うのですが、仮説をたてると、きっと「あ、アノ音、・・・そうか〜!エサか!」と、気がつくのが遅い子もいるんだろうな、と。

目ざとい子は、すぐに気づいて唾液。なかなか気づかない子は、ぼーっとして反応なし。

ですから、音→エサを何回やれば、条件付けられるかの回数は、だいたいでしかわからないのでした。

続・唾液が出る工夫を – – 歩行活性化アドバイザー 優しい出張カイロプラクティック・整体院 CHIROPRACTIC KEN 

そして、自宅ならできるけど、外出中はムリ!

はい、そんな時に古典的条件付けです。

梅干しという無条件刺激を提示すると、唾液という無条件反対が起きます。

しかし、いつも梅干し写真は持ち歩きたくない。

そんな時こそ、古典的条件付けです。

ただ、その前に。
もしも、梅干しに気がついておらず、唾液が出ていない・・・ということでは、話が進まないので、梅干し見えてるかな?唾液出てるかな?は確認しましょう。

さて、「梅干し→唾液」反応が、安定してきたら、「梅干し」の前に、何か刺激をはさみます。

この刺激は、唾液には関係ない刺激=中性刺激にします。

ここで、その人の大好物を見せても、唾液が出るだけで、今からやろうとしている、「古典的条件付け」にはなりません!ですから、唾液のでないタイプの刺激を選びましょう。

さて、唾液には関係ない中性刺激に何を選ぶかは、ホントーに自由です。

犬なら、足音でいいくらいでした。

それなら、持ち運びに便利で、ヒト目も気にしなくてすみ、ヒトの迷惑にもならない刺激を選びたいところです。

例えば、「好きな曲」を聴いて、フツー唾液はでません。
そこで、「好きな曲→梅干し」の順で刺激を提示します。すると、「好きな曲→梅干し→唾液」になります。

これを、何回やれば良いかはヒトによりますが、そのうち、「梅干し」のプロセスをはぶいて「好きな曲→ →唾液」のようにしても、曲だけで、唾液が出るようになります。

これで、唾液が出にくくなったヒトも、好きな曲を聞くだけで口の中が潤いますよ!