アイデア出しのテクニックとしては、KJ法やNM法というのがあり、3〜4人のグループでやると、かなり楽しい討論会になります。
私は大学で非常勤講師もしていますが、心理学の授業のなかで、「今学んた理論を、自分自身の経験と結びつけて具体的に説明する文章をつくる」ということを四回ほど半期にやります。
3〜4人のグループを数個つくりやり方を伝えてすぐ開始します。やったこともないことを、いきなりやれと言われるわけですが、すぐ慣れます。各グループそれぞれのキャラがだんだん爆発してきて、盛り上がります。
アイデア出しのテクニックとしては、KJ法やNM法というのがあり、3〜4人のグループでやると、かなり楽しい討論会になります。
私は大学で非常勤講師もしていますが、心理学の授業のなかで、「今学んた理論を、自分自身の経験と結びつけて具体的に説明する文章をつくる」ということを四回ほど半期にやります。
3〜4人のグループを数個つくりやり方を伝えてすぐ開始します。やったこともないことを、いきなりやれと言われるわけですが、すぐ慣れます。各グループそれぞれのキャラがだんだん爆発してきて、盛り上がります。
オペラント条件付けでは、自発的行動を増やす時には、強化子を使いました。
コンビニ来店回数アップ作戦なら、何かをあげる(正の強化)、なにかを差し引く(負の強化)が考える枠組みでした。
あとは、「何か」の部分を考えるのですが、普通に考えていても、ありきたりなアイデアが出尽くして、思考停止。どこかのお店でやっているようなアイデアばかり出てきます。
差別化戦略、ブルーオーシャン戦略をとりたいなら、まだ他店がやっていないアイデアがほしいです。
やっていないと言っても、「花火をあげる」「店内流しそうめん祭り」とか、とっぴな意見も出しつつ、今の時点で自分達の得意な事を見つけて、それを他店がやっていないレベルに磨きあげる・高めるアイデアをだしたいですよね。
自発的行動・・・、イルカのジャンプ。
調教師の方なら、ここでジャンプして、他ではジャンプしてほしくない、と思うはず。
しかし、自由なイルカは、好きなときに好きな所でジャンプします。
シーパラダイスのショーにするなら
輪をくぐる回数を増やす(強化)
それ以外のジャンプ回数を減らす(罰)
を、上手くやればショー完成!
と、思ってテレビの動物ショーを見ている自分が、最近疑問です。
理論的には来店回数を増やすやり方が2通り、減らすやり方も2通りあります。
来店回数を増やすやり方(強化)は、
1 何かをお客様にあげる(正の強化)
例 一枚購入で、もう一枚あげる!
例 20個購入で、お皿プレゼント!
2 何かを取り除く(負の強化)
例 20円引き!(支払い義務を取り除く)
例 無愛想な店員をやめさせる(嫌いの除去)
来店回数を減らすやり方(罰)は、
1 罰をあたえる(正の罰)
例 ピーピー鳴る
例 カラーボールをぶつける
2 大切なモノを取りあげる(負の罰)
例 逮捕させて自由を取りあげる
例 無断駐車は一万円取りあげる
この4分類です。
オペラント条件付け。
オペラントとは自発的行動。
自発的行動とは、コンビニに買い物にいくなど。
条件付けとは、行動の回数を増やす、減らす、のどちらかに誘導すること。
回数を増やす要因を強化子、減らす要因を罰と言います。
さて、コンビニ店長になったとしたら、良いお客様には来店回数を増やしてほしいし、万引犯には来店回数を減らしてほしい。
さて、古典的条件付け(レスポンデント条件付け)では、唾液分泌などの自立系反応をあつかいました。
オペラント条件付けでは、「自発的行動」、例えば「ジャンプする」、「コンビニに行く」など、「自発的に行動する」回数を増やしたり減らしたり「操作」します。
例えば、月に一回コンビニに行く人がいました。
この人を、毎日コンビニに行かせるように「自発的行動を操作」するのが、オペラント条件付けです。
不登校の子、つまり学校に行く回数が月に0回の子が、月に10回いく。回数が増えた!
そうなるように「何か」を仕掛けるのが、オペラント条件付けです。
コンビニ経営者の方なら、月に一回のご来店より、毎日のご来店の方が嬉しい。
どうやったら良いのか?
不登校の子が、学校に行きたいならどうする?
私の場合なら、背中をほぐす当院特製のストレッチ矯正器で、毎日の疲れをその日のうちに解消!してほしい。三日ボウズにならないためには?
具体例を考えながら、オペラント条件付けの理解を深めたいと思います。
「バイオフィードバックは、基本的にヒトのココロの中身はブラックボックスあつかいです。
つまり、あつかわない。」
と書きました。
古典的条件付けでも、同じでした。
「脳にしてみれば、食べ物を消化吸収するために唾液だしてんねん!
食べ物来る思ったら、来ないやんけ!
と、たび重なる空振りに、ガッカリして・・・」
のように、考えるのは、仮説だ!ホントかウソかわからん!脳に聞けるのか?!そんなの非科学的だ!と、行動主義の先生達はのたまうのでした。
だから、目に見える「刺激(梅干しや好きな曲)」、目に見える「反応(唾液)」を調べることに徹しました。目に見えない「思考」は、調べても、信じない人いるでしょ。と。
心理学なのに、心を無視する学派もあるんだそうです。
さて、「好きな曲→唾液」のように、もともと好きな曲で唾液は出ませんでしたが、出るようになりました。
これが、条件付けです。
でも、これは自然な反応ではないので、そのうち消えていきます。
つまり、好きな曲で、唾液が出なくなります。
脳にしてみれば、食べ物を消化吸収するために唾液だしてんねん!
食べ物来る思ったら、来ないやんけ!
と、たび重なる空振りに、ガッカリして、そのうち好きな曲では、唾液を出さなくなります。
唾液の中には、いろいろな酵素が入っていたり、歯を修復する成分が入っていたり、ただの水では無いので、無駄に出すのはもったいない。
節約節約・・・と、脳は考えるのでしょう。
消去されてしまったら、また「好きな曲→梅干し→唾液」をすれば条件付けできるはずです。
ちなみに、「好きな曲→梅干し」の順番が
大切です。
「好きな曲を聴かせればいいのか〜」
と思って、
「梅干し→好きな曲」にすると、好きな曲で唾液が出るようにはなりません。
なぜか?
は、心をブラックボックスとして考える時は、考えません。
実験したら、そうなった。誰がどこの国でやっても、同じ結果になった。だから、正しい!のです。
しかし、なぜ?と、気になるヒトもいます。
ですから仮説的に、「たぶん、イヌにしてみれば、音がする→エサが来る→やった!早く食べたい!→唾液でる」でしょう?
そのうち、気がつく。「あ、アノ音がする時、いつもエサが来るな〜。」と。
すると、期待感が生まれて、「アノ音→唾液」になる。
しかし、アノ音がしても、エサが来ないことが多くなると「なんだ、来ないのか。ガッカリ」となって、唾液も出なくなる。
つまり、古典的条件付けが成り立つのは、イヌが、期待するようになるからだ!
と、ヒトは思うのですが、イヌに確認はできないので、ブラックボックスにしておこう!なのです。
ちなみに、イヌやネズミの実験では、音→エサ→唾液から、音→唾液にすぐなる個体もいれば、時間がかかる個体もいて、個体差があります。
これも、なんでたろう?と思うのですが、仮説をたてると、きっと「あ、アノ音、・・・そうか〜!エサか!」と、気がつくのが遅い子もいるんだろうな、と。
目ざとい子は、すぐに気づいて唾液。なかなか気づかない子は、ぼーっとして反応なし。
ですから、音→エサを何回やれば、条件付けられるかの回数は、だいたいでしかわからないのでした。
そして、自宅ならできるけど、外出中はムリ!
はい、そんな時に古典的条件付けです。
梅干しという無条件刺激を提示すると、唾液という無条件反対が起きます。
しかし、いつも梅干し写真は持ち歩きたくない。
そんな時こそ、古典的条件付けです。
ただ、その前に。
もしも、梅干しに気がついておらず、唾液が出ていない・・・ということでは、話が進まないので、梅干し見えてるかな?唾液出てるかな?は確認しましょう。
さて、「梅干し→唾液」反応が、安定してきたら、「梅干し」の前に、何か刺激をはさみます。
この刺激は、唾液には関係ない刺激=中性刺激にします。
ここで、その人の大好物を見せても、唾液が出るだけで、今からやろうとしている、「古典的条件付け」にはなりません!ですから、唾液のでないタイプの刺激を選びましょう。
さて、唾液には関係ない中性刺激に何を選ぶかは、ホントーに自由です。
犬なら、足音でいいくらいでした。
それなら、持ち運びに便利で、ヒト目も気にしなくてすみ、ヒトの迷惑にもならない刺激を選びたいところです。
例えば、「好きな曲」を聴いて、フツー唾液はでません。
そこで、「好きな曲→梅干し」の順で刺激を提示します。すると、「好きな曲→梅干し→唾液」になります。
これを、何回やれば良いかはヒトによりますが、そのうち、「梅干し」のプロセスをはぶいて「好きな曲→ →唾液」のようにしても、曲だけで、唾液が出るようになります。
これで、唾液が出にくくなったヒトも、好きな曲を聞くだけで口の中が潤いますよ!