「 問題点は,機器に費用がかかること,一人の診察に時間を要することが挙げられる.」
バイオフィードバックとは、脳波や心拍数、血圧や皮膚温など、人体の生理的変化で測定できるものなら、なんでも使うことができます。
が!学者が認めるレベルの測定をするには、お高い測定器が必要です。
自宅の血圧計でも良いのでは?
というと、答えは2つ。
一つは、そのデータでは論文を支える説得力はない。
もう一つは、現実的に日常使えるのは、それしかないのだから、それでやってみる価値はある。
と、私は思います。
当院のウェブサイト、瞑想・バイオフィードバックの追加情報に、非接触式の温度計を載せています。連続して計測はできませんが、事前に測って、呼吸法や瞑想をして、事後に測って、事前事後の変化を見てみる。
これくらいなら、無理せずできると思います。
ちなみに、スマホのアプリで、心拍数と波形が測れるのもあり、これで心拍バイオフィードバック研究できるじゃん。と。
測定器が高額という問題点は、こんな感じで。
時間がかかりすぎる!というのは、しょうがないので、できるだけ本人独りでマニュアル読めばできるようにする。
いま、薬局で薬買って、医療費削減しましょう!と言い始めたのと同じ路線で。
そうすれば、埋もれているバイオフィードバック療法も、役立つのではないでしょうか!