ストレッチでは、コリが取れにくい理由。
焼いたオモチをかじって伸ばすと、柔らかい所が伸びて、硬いところはそのまま塊になっていること、ありますよね。
筋肉をストレッチしても同じ事が起きます。
柔らかい所が伸びて、コリは塊として残る。
お餅でも、つきたてで全体的に柔らかければ、ストレッチのように伸ばすと、全体が均等に伸びます。
ソウメンのような、麺類を伸ばして作る時も、生地が柔らかければ、均等に伸びます。
筋肉も、麺類の生地と同じで、全体が均等な柔らかさなら、ストレッチしても、全体が伸びますから、良いかと。
しかし、生地に硬い所と柔らかい所が混ざっていれば、均等には伸びません。
筋肉も同じです。
例えば、背中の肩甲骨周りの筋肉が硬いと、腕を胸の前に抱えて伸ばすストレッチをしても、肩関節が伸ばされ過ぎて、肩甲骨は硬いまま、となり、肩関節に負担がかかるストレッチを続ける事になります。
伸ばし過ぎの筋肉は弱くなるので、ストレッチする意味がわからなくなります。
そこで、硬い筋肉は、硬い所を直接伸ばすしかありません。
お餅の中の硬い所を伸ばすには、硬い所をつまんだり、噛んだりして、潰して伸ばしますよね。いくら周りの柔らかいお餅の部分を引っ張っても、柔らかい所が伸びるだけで、硬い所は残ります。だから、最後は、硬い所を直接、噛みます。
筋肉も同じです。
あとは、いかにキチンと硬い筋肉を圧せるかです。
お餅の硬い所を歯で噛み潰すのは、簡単です。毎日、何かを噛んでいますから、皆さんプロです。
では、背中の肩甲骨付近にある、親指の先くらいの大きさの筋肉の塊を、キチンと圧せますか?
おそらく、三ヶ月くらいの練習が必要です。
マンツーマンレッスンなら、私が背中のコリ部分を指先で確認して、ココです。ココにあててください。とできますから、100%自信がつきます。
独学の場合は、本当にこれでコリにあたっているの?と、自信が持てない方も居るかと思います。
自信が持てない時は、講座に参加されることをオススメします。
一度分かれば、一生わかります。
このようにして、硬い塊を潰して、全体の柔らかさを均等にしてから、ストレッチをする方が良いです。
当院の矯正器は、このコリの塊を、効率良く取り除けます。